もともと子供のころから手先が器用で、裁縫の針に糸を通すのは、僕の役目でした。
また、小学校のころから美術や図工の学科は大好きで得意だったので、そのほとんどが入賞や入選の評価を
いただいていました。
特に細かいものをリアルに作るのが大好きで、今はそのような時間はないのですが、プラモデルやラジコンなどの
制作でも、かなりマニアックに凝って作ってしまいます。 例えば、バイクのプラモのラジエーターのメッシュ部分を
加工したり、ヘッドライトを実際に点灯させたり・・等々。
ただ普通に物を作るのではなく、何でも改良していくのが大好きで、より精巧に作る為には、全ての努力を払いました。
(これについては、大学時代含めて沢山のエピソードがありますので、興味がある?方は、チェアサイドでお話しします(笑)。)
そんな僕の姿を見て、祖母が私に、
『スミちゃん、そんなに手が器用なら、歯医者さんになったらいいわ。』と言われたのが、きっかけです。
また、色々な発想や発明をするアイディアがなぜか頭にひらめきやすく、歯科医師になる前に
一度社会人を経験しているときに、ひそかに特許をとろうと物を発想して作った事もありました。(^^)
歯科医療とは、ある特性を持っております。
それは、どんな治療でも<術者自身の手で治療する>という点です 。診断して薬を処方するのがメインではなく、
実際に手をうごかして治療をします。そういう意味では内科医よりは外科医と似ている部分があるかもしれません。
『全ての歯科治療行為は手で表現する。』という事です。
例えば、どんなに多くの手術を成せる教科書的な知識だけを持っていたとしても、術者自身の手先が不器用で
訓練がないと、頭でわかっている、いわゆる頭でっかちなだけではその知識の半分も表現出来ないという事です。
医療の分野でも、歯科はとくに細かい作業が多く、日常的に例えば「歯のココとココを歯ぐきを傷つけないように
「0,8ミリ削って形を仕上げる」というような作業がありますが、頭でわかっていても手元がぶるぶる震え、
削った面がガタガタになってしまうようでは、仕上がりに歴然と差がでてしまいます。
審美的な治療になればなるほど多くの知識や細かさが要求され、長期的な予後も変化しますので、
到達する仕上がりのセンスというのは重要です。
そこに知識がなければ、個人個人の症例に合わせて応用がきかず、自分が勉強していないがために
「これ以上は無理ですね」 と自分の限界を患者さんにお伝えする技術しかもてないことになり、患者さんへ
本当の意味での満足をかなえさせることができません。医療の基準は常に進歩し、止まっていませんから、昨年の治療と今年の治療でも、また医学会の常識がかわることもよくあります。
現在では歯科で「無理なこと」がだんだん少なくなってきました。
私たちは、常に知識と技術を習得して「健康的に噛めること」を提供していく使命があります。
知識と技術とどちらかが欠けても上手くはいきません。 ですから、なおさら常に多くの分野を勉強しつづけ自己の頂点を目指したいという目標があります。
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